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2005年8月5日(金) 笑い飯のスペイン語講座を見ていて心配になったこと
なるほどなー、今まで全く知らなかった言語でも、ちょっと教えられてみると、判らないことはないような気になってくる。

これはやっぱり、同じ人間で、同じ地球に住んで、同じ太陽が昇るのを見ていたら、感じる事や考えることや習慣には多くの共通点があって、それを表現する為に口から出す音が違うだけ、という事が言えるのではないかなー。細かい事は置いといて。

としたら、宇宙人がいても、「人」だというからには、違う星に住んでいて、多少違う空気を吸っていたとしても、言葉を通い合わせる糸口は見つかるかもなー。

でも、ほ乳類形の宇宙生物ならまだしも、昆虫形の高等知能生物とかだったらどうだろう。

時間や空間の認識は同じようでも、感情となると、少々、いや大きな違いがあるかもしれない。

たとえば、その宇宙生物には「ムイムーイ」という言葉で表現される感情があったとして、それは人間が持つどの感情にも当てはまらない。大きく分けて快か不快かといえば、そのどちらかでさえもない、としたら、どうだろう。

タイヘンだ。その生物の、羽根のあたりを棒か何かでつつくと、「ムイムーイ」するらしい。でも、頭のあたりをつつくと、人間と同じように不快に感じて怒るらしい。そしてまた人間と同じように、怒った場合は報復したくなるらしいが、「ムイムーイ」した場合はどうかと言えば、しっぽの先から不思議な液が出てくる。その液は何の役に立つのかというと、仲間に今自分が「ムイムーイ」している事を伝える事が出来る。「ムイムーイ」が伝わった仲間は、また同じように「ムイムーイ」してしまう。

でも、人間は一緒に「ムイムーイ」することは出来ないのだ。どうしよう。

2005年8月12日(金) 俺のサイン
また靴を買いました。adidasカントリーが半額以下でしたヨ。安!

でも、靴を買ったなどといちいち日記で報告するのもバカみたいなので、非常に便利なサインを考案しました。

adidas

■アディダスの靴を買ったよ!

adidas

■ナイキの靴を買ったよ!

adidas

■コンバースの靴を買ったよ!

俺からのサインに注目。

2005年8月18日(木) 敗戦と原爆とカルト
今年の敗戦記念日は島原城で隠れキリシタンの資料を見て過ごしていました。

●毎年この時期は、原爆や終戦に関するニュースがやんやと流れています。もう本当にウンザリです。人類の歴史は戦争の歴史だ、とよく言われますが、まったくその通りで、歴史関係の本、小説、テレビ番組は、ほとんどが戦争に関係する物で、それはそれで全てが面白い。笑える、という意味ではなく、興味深い。でも、なんだか欠落していると思われる部分・時期のものがぽっかりあります。戦勝国によって編纂されたものが多いから、情報には偏りがあるでしょうが、それとはまったく別に、日本の終戦=敗戦時期の情報はあふれるほどにあるのに対して、開戦の頃の情報が少ない。

つまり、僕が言いたいのは、日本がどうやって負けていったかという情報は黙っていても耳に入ってくるのに対して、日本がどうやって戦争を始めていったのか、何をしたのか、そういう情報は、こちらから能動的に探さないと全然耳に入ってこないなーということです。

日本人(僕)は、原爆を投下した爆撃機の愛称が「エノラゲイ」だ、爆弾は「リトルボーイ」だ、というかなり詳細な情報を覚えるつもりも無く聞き覚えているくせに、満州国建国の経緯や韓国・北朝鮮の分断の原因となると、全然記憶にない。(最近北方領土返還の話あまり聞かないけど、どうなったのかな)

多分これは、人を殴った記憶はすぐに無くなるけど、人から殴られた記憶は永遠に残る、そういう動物としての人間の本性が大きく関わっているのではないかとも思うんですが、それにしても、ヒドイと思いますよ。

●原爆は決して良いものでは無いけれど、日本は原爆を落とされても仕方が無かったと思います。被爆県出身ですが、歴史的事実だけ見ていけば、そう思わざるをえません。

ヤルタ会談でのソ連参戦合意の件だとか、冷戦への準備としてだとか、言われていますが、あったか無かったか判らない事は置いておいて、事実日本は、7月26日「無条件降伏」を求めるポツダム宣言が発表されるも、天皇の地位を守ることができないと判断してこの宣言を無視、国民に本土決戦をよびかけた。
沖縄戦では最後の一兵まで抵抗した。「鬼畜米英」を信じて自害する人々もいた。降伏した自国民間人を「非国民」として処刑する部隊もあった。「神風特攻隊」に代表される「自殺攻撃」(命を捨てて味方を守る英雄的行為とは、それがシステムとして機能していたという点において、全く違うものです)。これら、窮鼠猫を噛むような戦闘を続ける一方で、国の体面と天皇制を保てる「条件付きの降伏」に固執する。
8月6日、広島に原爆が投下されても降伏しなかった。7日を空けて8日、ソ連の日ソ中立条約破棄・宣戦布告と、9日の長崎への2度目の原爆投下を受け10日、やっと「国体護持を条件」として降伏を通達、しかし拒否された。14日、天皇も加わった最高会議でやっと「無条件」でのポツダム宣言受諾(降伏)を決定した。15日、敗戦。

無条件降伏だったのですが、その後占領軍司令官は「象徴天皇」として、天皇制の象徴的維持を認めています。

隠れキリシタンの資料を見て、なるほどな、と思ったのです。敗戦前は、天皇は神だった。神様を取り上げるのは上策ではないんだなあ。と。

そんで、オウム真理教ってまだあるんだよな、とも。

金正日はどうなのよ、とも。

Akiary v.0.42